間に合ったのはいいんだけど

まずは出走馬以外の動向から。モアザンワンスですが、レース後は右後肢球節および右前繋に腫れがあるも皮膚炎かなということだったのですが、チャンピオンヒルズ放牧後に念のためレントゲン撮ってみると右第一趾節種子骨の剥離骨折が判明しました。レース中のものでしょう、全治6か月、との見立てです。手術とその後の療養は北海道で行う予定で、おそらく今週中に追分Fに移動の見込みです。この馬名は「何度もウィナーズサークルに立てるように」という意味だったんですが(とりあえず2勝しているんだから何も間違っていないのですが)、3歳春で2回目の手術かぁ、、、この休養で一回り大きくなって帰ってきてくれれば結果オーライなんだけどなあ。

カラフルキューブは大井・小林分場の荒山勝徳厩舎に入厩しました。去年の大井のリーディングトレーナー(南関全体では5位)で小林分場の坂路が使える、文句のない処遇となっています。まあ、結果が出るかはやってみないとわかりませんが。牝馬限定だと距離が短い(しかも4月中旬の)しらさぎ賞になってしまうので、どこに使ってくるかなあ。

さて、今週はまた4頭出走の大盤振る舞いです。まずは土曜京都10R、T2000m飛鳥ステークスにカネフラが出走します。57kg永島騎乗。昇級戦ですが、この級の安定株2頭ともう1頭の昇級馬の次くらいの評価ではないかと思います。引き続き減量のない場面での減量騎手起用ですが、前走もそれで勝ってるんだから替える手はないわな(厩舎の所属騎手なんだし)。むしろ心配は京都に変わることで、ここまで直線に坂のあるコースではすべて3着以内、直線平坦だと4着以下なんだよね。桜花賞が終わったら阪神が工事でしばらく使えなくなるので、京都でも戦えるところを見せておきたいんだけど。

日曜京都2R、D1200mにはジャイサルメールが出走します。57kg和田騎乗。放牧に出しての再調整ですが、正直なところ動きはあまり変わってなさそうです(体は成長しているらしいですが)。使いながらでしょうが、続戦出来るくらいの着差では入線してほしいよね。

日曜京都3R、D1800mの新馬戦でラジエーションがデビューします。55kgデムーロ騎乗。まだ入厩したばかりで追い切りが2本は足りないはずなのですが、来週で新馬戦が終わろうという時期なのに新馬戦に空きがあって出られそう(東京では除外された馬の方が多いんだけど、どうなってるんでしょうね)、それなら使ってしまえ、ということになりました。どうにかなる気は全くしないのですが、叩いての変わり身に期待だと思うのでタイムオーバーにならなければOK。でも、現状それも厳しいかもなあ。これでまた外厩で塩漬けは勘弁してほしいんだけど。

日曜小倉9R、T2000mあすなろ賞にはヴィクトリアドールが出走します。55kg幸騎乗。先週末に小倉に移動、追い切りは小倉で消化しました。動きは良いようですが、とにかくレースでどうなるか。なんか「スイッチが入ると一気にトップスピードに上げて一息で走ってしまおうと」するとかで、我慢することを覚えてくれないと辛いですね。ここでダメだと北海道までお休みだと思うので、何とかならないかなあ。