転厩初戦

大井(白井)に転籍したカラフルキューブですが、火曜日の大井11R、D1600mで再デビューとなりました。2番/16頭、55kg藤田凌騎乗です。予想通りA1格付けになりましたが、今回はただのオープン(1着賞金610万円)なのでそう強いのはいないだろと思ってたら、まさかのマンダリンヒーロー、、、勘弁してよねえ。まあそれ以外でオープン実績があるのはエスポワールガイ、ティーズハクア、キャッスルトップくらいなので(中央転籍組はわかんないので省略)、馬場適性と力関係を見るにはちょうどいいでしょう。ここが目標でもないしメイチに仕上げてはいないようですが、右回りの1600mという条件は悪くないと思うし、馬券に絡んできてくれることを期待します。

他の馬たちですが、ディスペランツァは短期放牧からアーリントンカップの予定。インペリオは中1週で3/24の阪神D1200m(1400mじゃないんだ、まあいいけど)、コナブラックは3/30の阪神T1200mの予定です。あとはまずは入厩しないとね。エクロジャイトはあちこち痛くなって休んでるし、ヴィクトリアドールは北海道目標みたいだし、ファントムシーフはようやくハロン20秒を切り始めたくらいだし、2歳はやっと本州に移動する馬が出てきたくらいでまだまだ先(どうせ番組もないけど)。まあ、(頭数が増えたこともあって)動いてる馬はいるんだからよしとしないとね。

こりゃ強いわ

この日の阪神のメインレースはフィリーズレビュー。今春からダート3冠路線が整備され中央馬が地方でバンバン走るようになる(といっても超一流は海外に行っちゃいましたが)のですが、かって地方馬の中央参戦の道が整備されたタイミングで皆さん度肝を抜かれたのがライデンリーダー4歳牝馬特別。ということでイベント広場にライデンリーダースマートボールが設置され行列ができていました。わしらも昔はライデンリーダーのめんこを被って競馬場に行ってた人なので嬉しそうに並んだのだが、よく考えたらあの4歳牝特は京都競馬場、、、

さて、インペリオは10番人気で6着でした。馬体重は-4の470kg。いままでとにかく太い太いと言われ続けてきたんだけど、だいぶいい体つきになってきましたし、パドックでも普通に歩けていて(といっても未勝利レベルでの「普通」なんですが)、そろそろ何とかならんかなと思っていたのですが、、、ゲートが開くと伸び上がるようなスタートになり、やっぱり出遅れ。ペースが遅いこともありそれでも何とか追走し、4角手前では馬群の後ろにとりついたんだけど、直線は前が壁。それなりにばらけてからはいい脚で伸びているのでもったいない競馬でした。この馬に奈穂ちゃんで馬群を割るのは無理としても、4角で大外に出していれば馬券になったと思うんだけど、そのあたりが(2着に突っ込んできた)永島との勝ち星の差かなあ。まあ、相手が弱いのを割り引くにしても徐々に競馬になってきてるのは確かだし、夏まではまだ時間だあるから一歩ずつ前に進んでほしいです。とはいえ、無条件でレースに出られるのは中京開催が終わる再来週までで、そこからはレースに出るのも大変になってきそうだけど。

ディスペランツァは3番人気で1着でした。復帰戦の馬体重は+4の520kg。これも太いと言われ続けてきた馬だけど、今日はかなり絞れたように見えました。やっと骨格が追い付いてきたのかな。パドックでも集中して歩けていて好感。パドックで騎乗したミルコも楽しそうだったし、返し馬も問題なし。こりゃいけるんじゃないのと思いつつレースへ。ゲートで立ち遅れ(ミルコによると隣の牝馬を気にして立ち遅れたらしい)てポツン後方から。3角あたりから少し差を詰めるも、前に追いついたところでもう一度ペースを落とし、結局最後方のまま4角へ。直線は外へ馬を誘導するも、途中までは大外の馬の後ろに付けて追い出しを我慢。残り1Fの手前で更に外に出し追い出すと、あっという間に前を飲み込んでの3/4馬身差。最後は抑えるくらい余裕がありました。それでいて9Rの古馬2勝級より走破時計、上りともに速く、いや、参りましたわ。G1級かはさておき、重賞でも勝ち負けできるレベルだよね。この賞金ではマイルカップは無理なのでトライアルを使う必要があるし、間隔が詰まってくるから体調面で厳しくはなってきますが、この春も少しは楽しめそうかな。GWに東京に行くのは結構厳しいんだけど。

しかし、ミルコめっちゃ嬉しそうやな。

路線変更

コナブラックは4番人気で3着でした。馬体重は+2の522kg。前走は小倉への輸送があったので、こんなもんでしょう。パドックでは若い衆(学生さんだよね)が引いてたんだけど、完全に馬になめられて困ってました。ほほえましいと言えばそれまでだし、仕方ないことなんだけど、自分とこの馬だとやっぱり気になります。返し馬はたっぷりファンサービスもして(外ラチ沿いをたっぷり歩いて)偉そうにしていましたが。レースは好発を決め行く気も見せていたんですが、内の馬が主張するとあっさり譲ってやや離れた2番手を追走。そのまま淡々と流れ、残り2Fから追い出し直線入り口で先頭に。直線は3頭の追い比べとなり最内でそれなりに頑張っていましたが、人気馬がやはり強くクビ、クビ差の3着でした。まあ、昇級でこれならOKでしょう。距離も7Fなら問題なさそうだし、早い時計にも対応できそうだし、レース選択にも幅ができそうですね。次走は3/30の仲春特別(T1200m)を予定しています。

さて、今週は2頭。まず日曜阪神2R、D1200mにインペリオが出走します。13番/16頭、53kg★古川奈騎乗。前走で6Fでは短いという結論になったはずなのに、蓋を開けてみたら6F戦。確かに使ってみたくなるメンバー構成なんだけど(前走掲示板は2頭だけ)、果たしてついて行けるのかねえ。調教でも特に変わり身はなさそうだし。前がやりあってくれればいいんだけど。

そして、5RのT1600mでディスペランツァが復帰します。5番/11頭、57kgデムーロ騎乗。陣営は前走、前々走の敗因は距離だとみており、ここでマイル路線を試すことになりました。最終追い切りは微調整レベルですが、週末に坂路で50.2秒を叩き出しており、しっかり休ませて状態は良くなっていそうです。平場にしては濃いメンバーですが、逆にここをあっさりならまた夢が見られるので、頑張ってほしいよねえ。

やっぱりなあ

ラジエーションは5番人気で8着でした。馬体重は-2の460kg。馬体はまあ横並びで、未勝利のメンバーでは上位かな、くらい。パドックではおとなしかったけど、返し馬では少しスムーズさを欠いていて、うーん、心配だなあ。レースはゲートで待たされたものの五分に出て、気合をつけて前へ。外の馬が行く気を見せたので控えて2列目で1角を回りました。ここでもちょっと頭をあげていましたが、すぐに落ち着いてそのまま2列目の内を追走。向こう正面で後ろの組が動き始めたところで前が狭くなりブレーキがかかってしまい後方まで後退。ここでレース止めちゃうかなと思ったけど、バラけてからはそれなりに真面目に走り、直線はそこそこ伸びてはいましたが勝ち馬からは2.1秒差の8着まで。結果的には(不良馬場の)このレースだけなら行き切ればよかったんだけど、変な癖がついても困るから仕方ないかな。ここは予想通り仕切り直しで、次は福島あたりを考えてるとか。揉まれない競馬ができれば勝機もありそうです。

さて、今週はコナブラックが出走します。もともとは引き続き小倉T1200mの予定だったのですが、あえなく無抽選での除外となり阪神T1400mに回ることになりました。特別→平場なのでこちらの方が面子は軽いし鞍上もランクアップした(川端→鮫島)のですが、条件が合うのかはわかりませんね。湿った馬場は問題ないと思うけど。まあ、ここでも好走できればレース選択の幅は相当広がるので、見せ場は作ってほしいよね。期待しています。

さて、モアザンワンスとジャイサルメールの手術は無事終わりました。ともに当初の見立てよりは病変が広がっていて、全治6か月との診断です。モアザンワンスはいいけど未勝利のジャイサルメールは6か月を棒に振るとあと1走できるかどうか。いちおう続戦の姿勢は見せていますが、間に合うかなあ。

今週の競馬

フェブルウスは9番人気で14着でした。馬体重は増減なしの466kg。調子は悪くなかったように思うのですが、ゲートで躓いて一呼吸遅れ、そこでおとなしくしていればいいものを出していって中団の後ろまで進出、3角10番手から内を通って前を追い、直線は一瞬伸びかかったものの坂を上がってからは後退。まあ、このクラスで上位に来てるレースは後方待機なので、腹をくくって後方待機の方がいいですよね。ひとまず放牧に出してまた東京開催を狙うことになりそうですが、次は終いに賭ける形でお願いします。

さて、今週は日曜阪神1R、D1800mにラジエーションが出走します。2番/13頭、55kgルメートル騎乗。前走仕上がり切ってない状態ながら気持ちで2着に持ってきたんで、ほんとは少し間隔取ってほしかったんだけど、蓋を開けたら中1週。まあ、未勝利馬に気を使うほどのんきな厩舎じゃないですよね(心はサウジに飛んでるだろうし)。ミルコが中山に行ってる中でしっかりルメートルを確保してくるあたり、やる気は感じられるので期待はしますが、、、牝馬限定の割にはメンバーも揃った感じだし、雨で時計が早くなるのも疑問だし、どうかなあ。

そうですか

ジャイサルメールですが、栗東に戻ってから右前を気にするようになり検査したところ、右前脚橈骨遠位端の剥離骨折が判明しました。来週末に除去手術をする予定です。休養期間などは術後に判断することになるようですが、モアザンワンスとは違ってデビューして9着、10着の馬なので、下手するとこのまま引退だよなあ。なんにせよ手術が終わらないと話にならないので、結果を待ちたいと思います。

さて、今週は土曜東京7R、D1400mにフェブルウスが出走します。10番/16頭、58kg木幡巧騎乗です。来週からしばらく中山開催になるので、東京の方が向いていて権利持ちの馬が軒並み出てきます。結果、16頭中12頭が前走掲示板というなかなか濃いメンバーになりました(3頭は中央転入初戦ですけどね)。うちのもだんだん常識にかかってきたし、喉の調子も良くなってきたし、癖をわかっている騎手に戻るので期待はしていたのですが、、、さすがに敷居が高いかもなあ。

エクロジャイトは安田隆先生の引退に伴い新規開業の福永厩舎に転厩することになりました。なんちゃってオープン馬だから新規さんに入るのはいいのですが、福永先生だとそれなりに馬が集まってなかなか順番が回ってこないかもなあ。どうなりますやら。

人気よりは走ってるんだからまずまずだよね

カネフラは6番人気で6着でした。馬体重は-2の456kg。なかなか体が増えてきませんが、今回も輸送で結構減らしていたようで、そのあたりもう一段の成長が待たれます。レースは五分に出たのと京都内回りを意識したのか、いつもより前目(6番手)の位置取りになりました。3角から外を回して追い上げましたが、直線での伸びはイマイチで逆に突き放されてしまいました。脚の使いどころが難しい馬ですが、鞍上も含めこのクラスのペースに慣れる必要がありそうです。

ジャイサルメールは11番人気で10着でした。馬体重は-14の494kg。ただ、これでも太く動きも散漫に見え、今日のところはちょっと、の印象。レースの方ですが、ゲートは五分に出たものの行き脚がつかず、後方に大きく下げてから(15番枠から)内に入れて追走。コーナーは12番手で回り直線足を伸ばそうとしましたがじりっぽく、10番手までがやっとでした。あと2頭ぐらいは抜けると思ったんだけどねえ。使いながら走れる体つきになってくれば、だもんで、馬体に問題がなければ連闘も、だそうです。

ラジエーションは10番人気で2着でした。デビュー戦の馬体重は462kg。ちょっとうるさくて競馬に集中できてない感じで、牝馬だしこんなものかなあという印象。ただ、騎手が乗ってからは割と機嫌が良さそうでした。レースは五分のスタートから押し気味に前へ行き、1角でやや抑えて3列目(7番手)に落ち着きました。3角から動き4番手の外目で直線へ。いい伸び脚を見せて一瞬は勝ったかなと思ったけど、最後は脚色が同じになってしまいました。気持ちで走るタイプで、稽古と実戦は別物のようです。この時期の新馬戦なのでレースレベルには疑問があるのですが、時計的には未勝利戦2鞍と遜色なく、それなりに評価しても良さそう。これで牝馬限定なら勝ち負け、と言いたいところですが、一回使ったことでテンションがどうなるかが問題。距離短縮という選択肢も出てくるかもしれません。

ヴィクトリアドールは9番人気で7着。馬体重は-4の506kg。相変わらず落ち着きのない周回でしたが、滞在競馬で観客も少ないこともあり多少はましかな、とは思いました(BGM鳴らしてパドックを歩く練習をするなど工夫はしたようです)。レースは五分のスタートも折り合い重視で最後方から。4角では内を回り差を詰めましたが、その分馬場の悪いところを通らされることになり伸びきれませんでした。今の小倉では外を回さないと苦しいのですが、さすがにあそこから大外に出すわけには行きませんわね。最後まで真面目には走っていたので、これがきっかけになればとは思います。あとは輸送競馬でどうかなんですが、、、