2つ勝てれば十分だよねえ

フェブルウスは5番人気で4着でした。馬体重は+4の466kg。スタートで後手を踏んでしまい最後方から。向正面で1頭交わし、コーナーはそのまま後方2番手を追走。直線も内に進路を取り猛然と脚を伸ばしましたが、坂を上がってからは脚色が鈍ってしまい0.7秒差まで詰めるのがやっとでした。前がやりあって差し馬の競馬になったのが幸いしたのですが、ゲートで五分に出てたらなあとちょっともったいない競馬でした。といっても、ゲートを出て前に付けてあの脚が使えるのかはわからないのですが。それでも少しずつ競馬になってきたし、優先権も取れたので、問題がなければ東京でもう一走することになりそうです(どうみても中山よりは東京向きだよね)。

モアザンワンスは1番人気に答えて快勝しました。馬体重は-2の496kgで、この日のメンバーでは最重量でした。パドックでは馬体はいいもののレースに集中できていない印象で、カトレアS組が好走していることもあってもっと抜けた人気かと思ってたのに単勝3倍程度。ただ、騎手が乗って返し馬に出るとさすがに魅せて、最終的には単勝220円まで下がってしまいました。レースでは五分のスタートを切るも無理には行かず中団の後ろから。3角から前との差を詰め、外々を回して直線に入ったところで前を飲み込み、そのまま押し切る強い競馬でした。「横綱相撲」ですし(騎手はかなり自信があったみたいです)、最後はソラを使ってたそうなので、ここでは力が違っていたようです(牝馬限定だったしねえ)。まだまだ伸びしろはありそうですが、これでオープンになってしまうのでレース選択が難しくなってきます。ダート3冠路線は距離が長い気がするので、昇竜SかバイオレットSから兵庫チャンピオンシップが目標?(とりあえずは放牧になりそう)。

コナブラックは6番人気でしたが、2021年夏の小倉以来の2勝目をあげました。馬体重は-2の520kg。横の比較ではここを走ってる馬じゃないだろってくらい良かったのですが、正直これもいつものことなので気楽に見てました。思いのほかスタートが決まり、初のスプリント戦なのに行き脚もついて先頭集団に付けました。枠なりに荒れた内を開けて進み、直線抜け出すとそのまま押し切るという強い内容。ちょっとびっくりです。力はあるはずと思ってましたが、直線の雨(ここは良でしたが次のレースから稍重)と距離短縮で喉の弱さと集中力のなさをカバーできた形です。母コナブリュワーズは6F、7Fで4勝のスプリンターだし、父キタサンブラックも常に距離不安を囁かれてた馬(母父がバクシンオーだからねえ)なので、落ち着くところに落ち着いたのかもしれません。騎手もうまく乗ってくれました。ただ、小倉の平場で勝って上のクラスで通用するのかは疑問もあって、、、とりあえず次も小倉の6F戦に使うんじゃないかな。

コートパルフェは10番人気で10着。馬体重は+2の450kg。馬は良く見えました。ただ、コナとは逆にこの馬は荒れ馬場も雨もマイナスで、ゲートは五分に出たものの脚を取られて行き切れず、向こう正面の勝負どころでも反応が鈍く外に出せず、直線は流れ込んだだけ。条件が合えば勝ち負けできそうですが、なかなか難しいですよね。とにかく開幕週を狙うしかないかなあ。

エクロジャイトは12番人気で15着。馬体重は-10の502kg。前々走の東京戦も同じ馬体重だったので輸送で減っただけなんでしょうが、確かに細く見えました。騎手は行こうと思っていたようですが、スタートもいまいちだったし、すぐに狭くなって下げるしかなく、3角で何とか外に出せるようになったものの既に手ごたえはなく、、、うーん、この馬も条件が合えば何とかなると思うけど、なんせオープン馬なので条件が合うレースがある気がしない。あっさりオープン入りしてしまったのがまずかったかもなあ。まだ明け4歳なんだから何とか頑張ってほしいんだけど。安田先生が定年になるから、転厩して変わり身があるかだねえ。

ということで、なんか尻すぼみの結果なのですが、とりあえず1日2勝は2012年のブライトポジー、ローマンエンブレム以来だと思うので、よかったです。今年もなんとかやっていけそうな気がしてきました。