祭りのあと

久しぶりの東京競馬場。知らないうちに馬頭観音が場内に分祀されて、便利?になっていました。確かに人は多くてケータイは繋がらないし大変なんだけど、さすがに広いので人のいないエリアもちゃんとあって、天気も良くってそれなりに快適でした。やっぱ中山は首都の競馬場としては狭いよねえ。

カラフルキューブは-2の480kgでの出走。馬体も歩様も問題ありませんでしたし、現級で3戦連続掲示板なんだけど、外枠有利のコース形態なのもあって7番人気でした。うちのは牝馬だからダートの上級馬としてはスリムなんだけど、このレース、他の馬たちもみんなスッキリしていてちょっとびっくり。東の状況はよくわかんないんだけど、東京と中山では求められるものが違うんでしょうね。レースは、スタートはまずまずだったのですが、芝の部分で行き脚がつかず左右から挟まれて後退。そのまま馬群の後方を追走し、3角から少しずつ外目に誘導したものの、直線向いても前が壁で追い出しを待たされ、坂を上ってばらけたところで鞭が入り伸びてはきましたが、既に大勢は決した後でした。堅実に走ってはくれるんだけど、勝ち負けするには展開の助けが欲しいですね。外枠だったらもう少しやれたんだろうけど、、、

皐月賞の時は前のレースにルピナスが出ていた関係でパドックに出てくるのが遅かった谷川さんですが、ダービーのパドックには真っ先に出てきました。ついでに言うと、騎手も整列する前に出てきて関係者と談笑していました(いちおう騎手会長なんだけど、いいのかな?)。仕方ないんでしょうが、ちょっと気合が入りすぎでしたかねえ。馬の方は馬体も絞れて(-4の490kg)いい感じでした。しいて言えば、ちょっと頭が高いかな、くらい。まあ、さすがにダービーだからどの馬もきちんとしていましたが。場内は通行規制がかかっていて、初めはいっぱいだったパドックも、だんだん観客が減ってきて見やすくなっていくのもダービー仕様なんでしょうか?、コロナ前はまた違ったのかな?。とりあえず騎乗するまで見て、返し馬はあきらめて直線入り口に移動。日吉ヶ丘はさすがに人も少なく快適でしたが、ターフビジョンは遠いし、近くにスピーカーがないので実況がよく聞こえないのは難点。まあ、ちゃんと見たかったら指定席当てるしかないねえ。レースは、スタートで少し後手を踏みましたね。腹をくくって後方からになったんだけど、、、外から田辺がハナを主張して1角の入りまでは早くなったんだけど、これと競り合うはず?だった瑠星がスタートで落馬していたため、流れが落ち着いてしまいました。それでも1000mまでは平均ペースだったんだけど、ここで2番手の丸田がぐっとペースを落とし、後ろも付き合ったためどスローに。見た目は田辺の大逃げに見えたんだけど、実はあれで平均ペースだったので、後ろの馬にはすっかり厳しくなってしまいました。結果、直線向いてよーいドンの競馬になってしまい、4番手につけていた(絶好調の)ダミアンが差し切って、うちのは8着まで。あとから考えると、向こう正面で松山が上がっていったタイミングが仕掛けどころだったんだけど、武のダービー6勝ってのはすべて仕掛けをぎりぎりまで遅らせての差しきりだったわけで、結果的に手が合わなかったてことだなあ。テン乗りも響きましたね。Cコース替わりで全体的に先週より時計が速いのに、ダービーの勝ち時計はオークスより2秒以上遅いんだから、ここにいる馬だったら(体調に問題なければ)誰でも走れちゃうよね。まあ、これも競馬です。内枠だったらもう少しやれたんだろうけど、、、理解できる負け方だし、ダービーともなると8着と9着ではお手当てがだいぶ違うので、不向きな展開でよく頑張ってくれたと思います。なにより、生きてればまた次もあるからね。

青葉賞の内容を考えると、この形ならスキルヴィングが豪快に差し切ってるのがあるべき姿だよねえ。ご冥福をお祈りします。