路線変更

コナブラックは4番人気で3着でした。馬体重は+2の522kg。前走は小倉への輸送があったので、こんなもんでしょう。パドックでは若い衆(学生さんだよね)が引いてたんだけど、完全に馬になめられて困ってました。ほほえましいと言えばそれまでだし、仕方ないことなんだけど、自分とこの馬だとやっぱり気になります。返し馬はたっぷりファンサービスもして(外ラチ沿いをたっぷり歩いて)偉そうにしていましたが。レースは好発を決め行く気も見せていたんですが、内の馬が主張するとあっさり譲ってやや離れた2番手を追走。そのまま淡々と流れ、残り2Fから追い出し直線入り口で先頭に。直線は3頭の追い比べとなり最内でそれなりに頑張っていましたが、人気馬がやはり強くクビ、クビ差の3着でした。まあ、昇級でこれならOKでしょう。距離も7Fなら問題なさそうだし、早い時計にも対応できそうだし、レース選択にも幅ができそうですね。次走は3/30の仲春特別(T1200m)を予定しています。

さて、今週は2頭。まず日曜阪神2R、D1200mにインペリオが出走します。13番/16頭、53kg★古川奈騎乗。前走で6Fでは短いという結論になったはずなのに、蓋を開けてみたら6F戦。確かに使ってみたくなるメンバー構成なんだけど(前走掲示板は2頭だけ)、果たしてついて行けるのかねえ。調教でも特に変わり身はなさそうだし。前がやりあってくれればいいんだけど。

そして、5RのT1600mでディスペランツァが復帰します。5番/11頭、57kgデムーロ騎乗。陣営は前走、前々走の敗因は距離だとみており、ここでマイル路線を試すことになりました。最終追い切りは微調整レベルですが、週末に坂路で50.2秒を叩き出しており、しっかり休ませて状態は良くなっていそうです。平場にしては濃いメンバーですが、逆にここをあっさりならまた夢が見られるので、頑張ってほしいよねえ。

やっぱりなあ

ラジエーションは5番人気で8着でした。馬体重は-2の460kg。馬体はまあ横並びで、未勝利のメンバーでは上位かな、くらい。パドックではおとなしかったけど、返し馬では少しスムーズさを欠いていて、うーん、心配だなあ。レースはゲートで待たされたものの五分に出て、気合をつけて前へ。外の馬が行く気を見せたので控えて2列目で1角を回りました。ここでもちょっと頭をあげていましたが、すぐに落ち着いてそのまま2列目の内を追走。向こう正面で後ろの組が動き始めたところで前が狭くなりブレーキがかかってしまい後方まで後退。ここでレース止めちゃうかなと思ったけど、バラけてからはそれなりに真面目に走り、直線はそこそこ伸びてはいましたが勝ち馬からは2.1秒差の8着まで。結果的には(不良馬場の)このレースだけなら行き切ればよかったんだけど、変な癖がついても困るから仕方ないかな。ここは予想通り仕切り直しで、次は福島あたりを考えてるとか。揉まれない競馬ができれば勝機もありそうです。

さて、今週はコナブラックが出走します。もともとは引き続き小倉T1200mの予定だったのですが、あえなく無抽選での除外となり阪神T1400mに回ることになりました。特別→平場なのでこちらの方が面子は軽いし鞍上もランクアップした(川端→鮫島)のですが、条件が合うのかはわかりませんね。湿った馬場は問題ないと思うけど。まあ、ここでも好走できればレース選択の幅は相当広がるので、見せ場は作ってほしいよね。期待しています。

さて、モアザンワンスとジャイサルメールの手術は無事終わりました。ともに当初の見立てよりは病変が広がっていて、全治6か月との診断です。モアザンワンスはいいけど未勝利のジャイサルメールは6か月を棒に振るとあと1走できるかどうか。いちおう続戦の姿勢は見せていますが、間に合うかなあ。

今週の競馬

フェブルウスは9番人気で14着でした。馬体重は増減なしの466kg。調子は悪くなかったように思うのですが、ゲートで躓いて一呼吸遅れ、そこでおとなしくしていればいいものを出していって中団の後ろまで進出、3角10番手から内を通って前を追い、直線は一瞬伸びかかったものの坂を上がってからは後退。まあ、このクラスで上位に来てるレースは後方待機なので、腹をくくって後方待機の方がいいですよね。ひとまず放牧に出してまた東京開催を狙うことになりそうですが、次は終いに賭ける形でお願いします。

さて、今週は日曜阪神1R、D1800mにラジエーションが出走します。2番/13頭、55kgルメートル騎乗。前走仕上がり切ってない状態ながら気持ちで2着に持ってきたんで、ほんとは少し間隔取ってほしかったんだけど、蓋を開けたら中1週。まあ、未勝利馬に気を使うほどのんきな厩舎じゃないですよね(心はサウジに飛んでるだろうし)。ミルコが中山に行ってる中でしっかりルメートルを確保してくるあたり、やる気は感じられるので期待はしますが、、、牝馬限定の割にはメンバーも揃った感じだし、雨で時計が早くなるのも疑問だし、どうかなあ。

そうですか

ジャイサルメールですが、栗東に戻ってから右前を気にするようになり検査したところ、右前脚橈骨遠位端の剥離骨折が判明しました。来週末に除去手術をする予定です。休養期間などは術後に判断することになるようですが、モアザンワンスとは違ってデビューして9着、10着の馬なので、下手するとこのまま引退だよなあ。なんにせよ手術が終わらないと話にならないので、結果を待ちたいと思います。

さて、今週は土曜東京7R、D1400mにフェブルウスが出走します。10番/16頭、58kg木幡巧騎乗です。来週からしばらく中山開催になるので、東京の方が向いていて権利持ちの馬が軒並み出てきます。結果、16頭中12頭が前走掲示板というなかなか濃いメンバーになりました(3頭は中央転入初戦ですけどね)。うちのもだんだん常識にかかってきたし、喉の調子も良くなってきたし、癖をわかっている騎手に戻るので期待はしていたのですが、、、さすがに敷居が高いかもなあ。

エクロジャイトは安田隆先生の引退に伴い新規開業の福永厩舎に転厩することになりました。なんちゃってオープン馬だから新規さんに入るのはいいのですが、福永先生だとそれなりに馬が集まってなかなか順番が回ってこないかもなあ。どうなりますやら。

人気よりは走ってるんだからまずまずだよね

カネフラは6番人気で6着でした。馬体重は-2の456kg。なかなか体が増えてきませんが、今回も輸送で結構減らしていたようで、そのあたりもう一段の成長が待たれます。レースは五分に出たのと京都内回りを意識したのか、いつもより前目(6番手)の位置取りになりました。3角から外を回して追い上げましたが、直線での伸びはイマイチで逆に突き放されてしまいました。脚の使いどころが難しい馬ですが、鞍上も含めこのクラスのペースに慣れる必要がありそうです。

ジャイサルメールは11番人気で10着でした。馬体重は-14の494kg。ただ、これでも太く動きも散漫に見え、今日のところはちょっと、の印象。レースの方ですが、ゲートは五分に出たものの行き脚がつかず、後方に大きく下げてから(15番枠から)内に入れて追走。コーナーは12番手で回り直線足を伸ばそうとしましたがじりっぽく、10番手までがやっとでした。あと2頭ぐらいは抜けると思ったんだけどねえ。使いながら走れる体つきになってくれば、だもんで、馬体に問題がなければ連闘も、だそうです。

ラジエーションは10番人気で2着でした。デビュー戦の馬体重は462kg。ちょっとうるさくて競馬に集中できてない感じで、牝馬だしこんなものかなあという印象。ただ、騎手が乗ってからは割と機嫌が良さそうでした。レースは五分のスタートから押し気味に前へ行き、1角でやや抑えて3列目(7番手)に落ち着きました。3角から動き4番手の外目で直線へ。いい伸び脚を見せて一瞬は勝ったかなと思ったけど、最後は脚色が同じになってしまいました。気持ちで走るタイプで、稽古と実戦は別物のようです。この時期の新馬戦なのでレースレベルには疑問があるのですが、時計的には未勝利戦2鞍と遜色なく、それなりに評価しても良さそう。これで牝馬限定なら勝ち負け、と言いたいところですが、一回使ったことでテンションがどうなるかが問題。距離短縮という選択肢も出てくるかもしれません。

ヴィクトリアドールは9番人気で7着。馬体重は-4の506kg。相変わらず落ち着きのない周回でしたが、滞在競馬で観客も少ないこともあり多少はましかな、とは思いました(BGM鳴らしてパドックを歩く練習をするなど工夫はしたようです)。レースは五分のスタートも折り合い重視で最後方から。4角では内を回り差を詰めましたが、その分馬場の悪いところを通らされることになり伸びきれませんでした。今の小倉では外を回さないと苦しいのですが、さすがにあそこから大外に出すわけには行きませんわね。最後まで真面目には走っていたので、これがきっかけになればとは思います。あとは輸送競馬でどうかなんですが、、、

間に合ったのはいいんだけど

まずは出走馬以外の動向から。モアザンワンスですが、レース後は右後肢球節および右前繋に腫れがあるも皮膚炎かなということだったのですが、チャンピオンヒルズ放牧後に念のためレントゲン撮ってみると右第一趾節種子骨の剥離骨折が判明しました。レース中のものでしょう、全治6か月、との見立てです。手術とその後の療養は北海道で行う予定で、おそらく今週中に追分Fに移動の見込みです。この馬名は「何度もウィナーズサークルに立てるように」という意味だったんですが(とりあえず2勝しているんだから何も間違っていないのですが)、3歳春で2回目の手術かぁ、、、この休養で一回り大きくなって帰ってきてくれれば結果オーライなんだけどなあ。

カラフルキューブは大井・小林分場の荒山勝徳厩舎に入厩しました。去年の大井のリーディングトレーナー(南関全体では5位)で小林分場の坂路が使える、文句のない処遇となっています。まあ、結果が出るかはやってみないとわかりませんが。牝馬限定だと距離が短い(しかも4月中旬の)しらさぎ賞になってしまうので、どこに使ってくるかなあ。

さて、今週はまた4頭出走の大盤振る舞いです。まずは土曜京都10R、T2000m飛鳥ステークスにカネフラが出走します。57kg永島騎乗。昇級戦ですが、この級の安定株2頭ともう1頭の昇級馬の次くらいの評価ではないかと思います。引き続き減量のない場面での減量騎手起用ですが、前走もそれで勝ってるんだから替える手はないわな(厩舎の所属騎手なんだし)。むしろ心配は京都に変わることで、ここまで直線に坂のあるコースではすべて3着以内、直線平坦だと4着以下なんだよね。桜花賞が終わったら阪神が工事でしばらく使えなくなるので、京都でも戦えるところを見せておきたいんだけど。

日曜京都2R、D1200mにはジャイサルメールが出走します。57kg和田騎乗。放牧に出しての再調整ですが、正直なところ動きはあまり変わってなさそうです(体は成長しているらしいですが)。使いながらでしょうが、続戦出来るくらいの着差では入線してほしいよね。

日曜京都3R、D1800mの新馬戦でラジエーションがデビューします。55kgデムーロ騎乗。まだ入厩したばかりで追い切りが2本は足りないはずなのですが、来週で新馬戦が終わろうという時期なのに新馬戦に空きがあって出られそう(東京では除外された馬の方が多いんだけど、どうなってるんでしょうね)、それなら使ってしまえ、ということになりました。どうにかなる気は全くしないのですが、叩いての変わり身に期待だと思うのでタイムオーバーにならなければOK。でも、現状それも厳しいかもなあ。これでまた外厩で塩漬けは勘弁してほしいんだけど。

日曜小倉9R、T2000mあすなろ賞にはヴィクトリアドールが出走します。55kg幸騎乗。先週末に小倉に移動、追い切りは小倉で消化しました。動きは良いようですが、とにかくレースでどうなるか。なんか「スイッチが入ると一気にトップスピードに上げて一息で走ってしまおうと」するとかで、我慢することを覚えてくれないと辛いですね。ここでダメだと北海道までお休みだと思うので、何とかならないかなあ。

2つ勝てれば十分だよねえ

フェブルウスは5番人気で4着でした。馬体重は+4の466kg。スタートで後手を踏んでしまい最後方から。向正面で1頭交わし、コーナーはそのまま後方2番手を追走。直線も内に進路を取り猛然と脚を伸ばしましたが、坂を上がってからは脚色が鈍ってしまい0.7秒差まで詰めるのがやっとでした。前がやりあって差し馬の競馬になったのが幸いしたのですが、ゲートで五分に出てたらなあとちょっともったいない競馬でした。といっても、ゲートを出て前に付けてあの脚が使えるのかはわからないのですが。それでも少しずつ競馬になってきたし、優先権も取れたので、問題がなければ東京でもう一走することになりそうです(どうみても中山よりは東京向きだよね)。

モアザンワンスは1番人気に答えて快勝しました。馬体重は-2の496kgで、この日のメンバーでは最重量でした。パドックでは馬体はいいもののレースに集中できていない印象で、カトレアS組が好走していることもあってもっと抜けた人気かと思ってたのに単勝3倍程度。ただ、騎手が乗って返し馬に出るとさすがに魅せて、最終的には単勝220円まで下がってしまいました。レースでは五分のスタートを切るも無理には行かず中団の後ろから。3角から前との差を詰め、外々を回して直線に入ったところで前を飲み込み、そのまま押し切る強い競馬でした。「横綱相撲」ですし(騎手はかなり自信があったみたいです)、最後はソラを使ってたそうなので、ここでは力が違っていたようです(牝馬限定だったしねえ)。まだまだ伸びしろはありそうですが、これでオープンになってしまうのでレース選択が難しくなってきます。ダート3冠路線は距離が長い気がするので、昇竜SかバイオレットSから兵庫チャンピオンシップが目標?(とりあえずは放牧になりそう)。

コナブラックは6番人気でしたが、2021年夏の小倉以来の2勝目をあげました。馬体重は-2の520kg。横の比較ではここを走ってる馬じゃないだろってくらい良かったのですが、正直これもいつものことなので気楽に見てました。思いのほかスタートが決まり、初のスプリント戦なのに行き脚もついて先頭集団に付けました。枠なりに荒れた内を開けて進み、直線抜け出すとそのまま押し切るという強い内容。ちょっとびっくりです。力はあるはずと思ってましたが、直線の雨(ここは良でしたが次のレースから稍重)と距離短縮で喉の弱さと集中力のなさをカバーできた形です。母コナブリュワーズは6F、7Fで4勝のスプリンターだし、父キタサンブラックも常に距離不安を囁かれてた馬(母父がバクシンオーだからねえ)なので、落ち着くところに落ち着いたのかもしれません。騎手もうまく乗ってくれました。ただ、小倉の平場で勝って上のクラスで通用するのかは疑問もあって、、、とりあえず次も小倉の6F戦に使うんじゃないかな。

コートパルフェは10番人気で10着。馬体重は+2の450kg。馬は良く見えました。ただ、コナとは逆にこの馬は荒れ馬場も雨もマイナスで、ゲートは五分に出たものの脚を取られて行き切れず、向こう正面の勝負どころでも反応が鈍く外に出せず、直線は流れ込んだだけ。条件が合えば勝ち負けできそうですが、なかなか難しいですよね。とにかく開幕週を狙うしかないかなあ。

エクロジャイトは12番人気で15着。馬体重は-10の502kg。前々走の東京戦も同じ馬体重だったので輸送で減っただけなんでしょうが、確かに細く見えました。騎手は行こうと思っていたようですが、スタートもいまいちだったし、すぐに狭くなって下げるしかなく、3角で何とか外に出せるようになったものの既に手ごたえはなく、、、うーん、この馬も条件が合えば何とかなると思うけど、なんせオープン馬なので条件が合うレースがある気がしない。あっさりオープン入りしてしまったのがまずかったかもなあ。まだ明け4歳なんだから何とか頑張ってほしいんだけど。安田先生が定年になるから、転厩して変わり身があるかだねえ。

ということで、なんか尻すぼみの結果なのですが、とりあえず1日2勝は2012年のブライトポジー、ローマンエンブレム以来だと思うので、よかったです。今年もなんとかやっていけそうな気がしてきました。