着差はともかく2着は2着だからな

3頭出しの結果ですが、ムーンビードは14着(4番人気)。馬体重は+14の468kgでダート仕様にしてきたのかな、と思ったけどまだ細いくらいでした。芝ならこれでちょうどかな。パドックでうるさくて2人引きにして何とか周回。発汗も目立ち、能力でどこまでやれるか、といったところ 。外目の偶数枠はラッキーと思ってたんだけど、大外の馬がゲート入りを嫌がりゲート内でかなり待たされることに。途中立ち上がりかけたりしてたし、ちょっと厳しかったですね。ゲートはぼさっと出ましたが、ダートの走り自体は良く先頭集団へ。ただ、揉まれるのは避けたかったのに4頭並びの3頭目に収まってしまいます。砂を被るよりはましだとは思ったけど、勝負所から伸び脚はなくズルズル後退。騎手も最後は無理に追ってませんでした。まあいいところはなかったのですが、距離はもう少し短い方が良さそう。あとは精神面の成長待ちだけど、牝馬だからちょっと難しいかもなあ。タイムオーバーだし、放牧でしょうね。

フラーレンは3着(4番人気)。馬体重は+4の506kg。相変わらず馬は立派に見せます。ゲートで後手を踏み後方からの競馬。3角過ぎから進出を開始し、直線もよく伸びましたがすでに勝負はついた後でした。あれなら1角で下げてればとか直線まっすぐ走ればとかありますが、それでも勝ち負けまでは無理で、時計勝負は不向きなのにこの日も雨だった、のがすべてかなあ。放牧を挟むかは別にして続戦でしょう。

ランブリングアレーは2着(10番人気)。昼過ぎに雨が降った時点で100万単位の大量購入があったようで一時は8番人気にまでなってたのですが、馬体重が減ってた(-8の466kg)のもあって最終的に単勝75倍の10番人気に収まりました。まあ、そんなもんかな。馬は良く見えましたが、さすがに他の馬もきちんとできていて比較上は強調点なし。しかし、東京への輸送で減るもんなんだねえ、やっぱり。良馬場だしまったくついて行けない事態も考えてましたが、予想以上にダッシュがついて中団のやや後ろを追走。3角手前でマジックキャッスルの後ろに潜り込み、コーナーはラチ沿いを回り距離ロスを回避。直線は前が壁になるも少しずつ外に出していき、残り2Fでグランアレグリアが抜けだしたスペースに入ったところで追い出し開始。そこからの脚は見どころたっぷりで、混戦の2着争いをクビ差しのいでの2着入線でした。勝ちに行く競馬じゃないだろという気はしますが、ポカがなければ勝ち馬の力は抜けているので、吉田隼は最高にうまく乗ったと思います。4馬身差で惜しくも何ともない2着ですが、G1初挑戦でベストの条件でもないんだから、ほんとに力をつけてますね。この後はとりあえず放牧。

左回りは問題ない(吉田隼によると右回りより走りやすかったそうな)反面、長距離輸送するとダメージがあるのも事実。使うのは秋までだろうから(ここまで賞金積んでしまうと年明けには適当な番組がない)あとのことは考えずG2(府中牝馬S)を取りに行くか、京都大賞典あたりを叩いて女王杯に全力で向かうか、だよねえ。ただ、とにかくこの厩舎は有力馬が多くて、使い分けの問題があるからなあ。まあ、こっちが心配することじゃないけど。

昨日も触れましたが、火曜日の大井11R、D1200mにサンビーストが出走します。11番/16頭、57kg吉井騎乗。久しぶりの1200mに対応できるかはありますが、とりあえず交流戦でしか勝ってない馬だし、2勝級になると交流競走もほとんどないんだから、ここが勝負ですよね。期待してます。