4頭も走ると気持ちの持ってきどころが難しくってねえ

順番に、ルーツドール、2番人気1着。デビュー戦の馬体重は(府中まで運んで)524kg。でもまあ太いわけではなく単に大きいだけで、落ち着いて周回出来てるし(ちょっと気合が足りないくらいに見えました)、頭も低いし外目をぐいぐい。ただ、このレース他の馬もそれなりによく見え、秋の府中の芝の新馬戦は違うよねえ。で、まずゲートを心配してたんですが、一番早いくらいの反応。内の馬を行かせて2番手から。多頭数も心配の種だったんですが、人気どころはみんな前につける形となり、この時点でまぎれのない力勝負になることが確定。レースは淡々と流れて4角で外から並びかけ、残り2Fあたりで仕掛けると一気に加速して後は引き離す一方(持ったまま、と言いたいけどさすがに鞭も使ってました)。終わってみれば1:33.3で2着には5馬身差の圧勝でした。新馬戦でこの内容は今まで例がなく(帝国の新馬戦も唖然としたけど、大人の競馬で勝っちゃったところがとんでもない)ここではちょっと力が違った感じです。この日の府中は朝の未勝利戦からレコードが出てたし、東京スポーツ杯のコントレイルの大レコードでもわかるようにとにかく速い馬場。時計は信用できませんし、着差も相手がある話です。次走を見ないとクラシックどうこうは言えないと思いますが、とりあえず一気に有力馬の仲間入りを果たしました。詰めて使えない母系なので使い方は難しいですし(エルフィンSから桜花賞、かなあ)スカイグルーヴもルメールのお手馬なのでいつまで乗ってくれるかわからないんですが、とにかく来年が楽しみです。

ランブリングアレー、2番人気10着。馬体重は+2の470kg。うるさくて引手を困らせていましたが、それでも前走よりはずいぶんまし。ちょうどルーツドールのレースと同じような人気構成になり、これもとは思ったのですが、、、ゲートでも煩くて立ち上がったりしてましたが、何とか五分に出てくれました。先団の後ろの外目を追走していたのですが、ペースも上がらず18頭が団子になる競馬。4角から直線にかけて外目に出していきさてここから、というところからさっぱり伸びず流れ込んだだけ。まあ、春はブリンカー付けたりもしてた馬だし、少頭数の競馬が多かったから18頭フルゲートの肉弾戦で気難しいところが出ちゃいましたかねえ。よくわかりませんわ。権利も取れなかったし、とりあえず放牧。

ナイトスプライトは9番人気6着。障害デビュー戦の馬体重はー4の474kg。初めてだから様子見ながらかなあと思ってたら、序盤から番手で積極的な競馬。跳びも無難にこなしていましたが、順周りになるころから徐々に遅れはじめ、最後は3.4秒差での入線でした。それでも、5着には残ったと思ったんだけどねえ。まあ、緒戦でこれなら上々で、次は上積みもあるかと思います。というか、これでしばらくは障害馬としてやっていくことになりそう。

ストロングラインは1番人気で2着。復帰戦の馬体重は+22の512kg。太目は全くなく、すべて成長分だったと思います。これもゲートは出たものの、無理には行かず先頭集団の後ろ。前がつかえてちょっと折り合いに苦労する場面もありました。向正面で外に出し上がっていこうとするも反応が良くなく、3、4角中間からようやく捲り気味に上がっていき直線入り口では3番手。そこからもいい脚は使いましたが前も止まらず首差残されてしまいました。しかし、エンジンの掛かりが遅い馬なのはわかってるんだから、もう少し何とかならなかったのかねえ。この日の川田は(メインのマイルCSも含め)1番人気に6回乗って0勝2着5回。デットーリが来ててくれればなあ、という結果でした。まあ、無事ならすぐ勝てるとは思うんだけど、もったいなかったね。

ということで、一つ勝ったんだし(それもとんでもない競馬で、ね)、4頭中2頭は人気より走ってるんだから文句を言うべきではないんですが、なんかすっきりしない週末でした。やれやれ。