着順合計は42でした

piroshi_u2006-12-25

 まずシロ君、期待以上のレースで快勝しました。デビュー戦の馬体重は出走馬中トップの538kg。特に太いわけではなく、体が大きいだけで仕上がってたのですが、パドックでは実にのんびりした歩き方で内目をのそのそ周回(大きな馬なので外を回られるとカメラのフレームに納まらなくて困るが)。ストライドが大きいからのんびり歩かないと前がつかえるよなあ、とは思いつつも馬券を買い足すのは自重しました(相変わらず馬券はへたくそ)。騎手が乗るとしゃきっとしてきましたが、馬場入りはやっぱりのそのそで馬券は買い足さず(しつこい)。
 レースはゲートを五分に出ると押し気味に前へ。この時点でもうスタンドの方をよそ見してたんですが、向こう正面に入っても物見が激しく危なっかしいこと(それなりにまっすぐ走ってはいたみたいだが、あれで大斜行しないのは騎手がうまいだけかも)。中距離の新馬戦としては速い3F36.3秒でレースを作り、残り800mで早めのスパート、47.2-35.3でまとめて走破時計は2:01.5。これでは後ろの馬は来ないわな。いや、参りました。芝でこんなに強いとは思わなかった。自信を持って御したペリエもやっぱり偉いわ。騎手のコメントでも「まだ遊び遊び走っていたし、物見をして落馬しそうになる場面もありました。それでいてこのタイムで勝つのですから、集中して走れるようになればもっとやれると思います」とのこと。もっとも、「喉は道中ずっと鳴っていましたが、この内容なら心配ないでしょう」とも言ってるから心配は尽きません。脚が体重を支えきれるかも心配だし。
 まだ子供みたいなので、しばらくはあまり厳しいレースをさせずに「競馬って楽しいんだよ」というのを教えていって欲しいですね。厩舎の一般的なローテーションだと次は若駒Sだけど、ここは(ディープも通った道だから)ニュービギニングに任せて自己条件で地道に、できれば平場のD1800mあたりで確実に勝たせてからオープンに行けるとうれしいな。ダートでの走りも早く見てみたいしね。ちなみに(展開や馬場差があるのは承知の上での与太話として)、震災後に阪神のT2000mを2分1秒台で走った2歳馬はこのレースまでに12頭いるんですが(2分0秒台のアグネスタキオンも含む)、すべての馬がオープンを勝っていて(障害OPも含めてですが)、G1の6勝を含め重賞を23勝しています(交流戦でない地方重賞は除く、海外は含む。4頭はまだ現役なのでもう少し増えそう)。2、3着馬も含めて今後が楽しみになってきました。

 あいちゃん。モニタで見ると芝でも走れそうな体に見えた(輸送で減っただけかも)のですが、実際にはレースのスピードにまったくついていけず、しんがり負け(15着)でした。今年の中山はいつもほど芝が荒れてなくダート馬にはつらい舞台だったのですが、これで当分ダート路線一直線になりそうです。輸送がこたえてなければいいけど、牝馬限定のダートなら力は上位のはずなので次に期待ですね。

 ドール。パドックでの歩様はもうひとつでまだ本調子とはいかないようです。好位でスムーズな競馬も直線伸びず1.2秒差の12着まで。まあ、前走よりは見所があったし、最低人気だからこんなものかな。次はまた中距離に戻すようですが、定年までにあと何回走れるか(希望は3回)。

 プルーヴ。馬体重は16kg増えていましたが、休み明けだし前走減っていたからあれでよかったと思います。レースではやや強引にハナを奪いに行き、直線向いても結構がんばっていましたが、坂下で交わされると逆噴射して一気に後退、1.9秒遅れの14着でした。休み明けだから止まるのは仕方ないし、ハナが取れたのは収穫なんだけど、相変わらず気難しい奴です。これでイエロー2枚なので次はもう少しがんばって欲しいですね。もっとも、小倉が始まるまでは順番は回ってこないよなあ。

 これで我が家の2006年も終了しました。通算成績は3-3-2-19。大きな着順が多くて気分的にしんどい一年でしたが、2歳の勝ち上がり方が良かったので来年に期待です。サノさんも早く体を治してデビューするように(未勝利が更に1ヶ月早く終わるようになるんだよ)。帝国もそろそろ復帰に向けた調整をしているようですが、古川先生が2月で定年だからどうするのかねえ。