明日に向かって

今年もまだ1勝しかしていないのに、そろそろダービーの声が聞こえてくる季節になりました。まあ、沈んでいてばかりでも仕方ないので、来年のクラシックを目指すメンバーを紹介。ちょっと事情もあって、今年は多いよ。

ザグレース

 ディープインパクト × グレースランド (by *トニービン
 2009.4.8生、牝、鹿毛、白老・白老ファーム生産
 栗東松田博資厩舎、馬主:社台レースホース

ディープが初めてなのは当然として、松田博先生も初めてだし、ダイナサッシュの系列の馬も初めてになる。まあ、我が家の敷居をまたいでしまうとダイナカール系でもいまだ中央未勝利だったりする(シルヴァーノのこと)ので当てにはならないのだが、血統面、厩舎からすると活躍しないと困る馬です。それがなんでうちにドラフトされるような低人気に甘んじてたかというと、、、小さいんだわ、この仔。父も大きな馬ではなかったし、母も390kg台で競馬をしていた馬だから仕方ないんだけど、牧場で慎重に稽古を進めて410kgそこそこだから、ちゃんとつくってデビューとなると母と同程度になりそう。バランスとかはいいし、気品もあっていい馬なんだけどなあ。まずは無事に競馬場にコマを進められるかが課題ですね。

コーディリア

 *シンボリクリスエス × コードネーム (by *サンデーサイレンス
 2009.3.19生、牝、青毛、安平・追分ファーム生産
 栗東・清水出美厩舎、馬主:社台レースホース

こちらは440kg程度の馬で、線の細さは多少あるものの青毛なので見栄えします。稽古も今のところ順調。ただ、シンボリクリスエス牝馬ってあまり走るイメージがないのと、コーディリアって「正直者が馬鹿を見る」例のような気がするので、もう少しうまく立ち回れそうな名前のほうがよかったかなあ。嫌いじゃないけど。

ブライトポジー

 ゴールドアリュール × キッズフェイヴァー (by *エンドスウィープ
 2009.5.1生、牝、鹿毛、浦河・梅田牧場生産
 栗東野村彰彦厩舎(予定)、馬主:ターファイトクラブ

昔社台のツアーで見た1歳時のアメジストリングのイメージが強烈だったので、インフェイヴァーの系統は気にはしていたんですよね。そしたらなぜかターファイトで出てきた、と。あまり悪い話は聞かないので、早めのデビューもあるかもしれません。馬体重は420kg位じゃないかな。最近情報ないので不詳。先日のプスドールのレースのひとつ前のレースで1位入線で降着になってたのが兄ですが、ほとんど事故みたいなもの(騎手も騎乗停止1日の処分)だったから、性格に問題があるのではない、と思いたい。

ローマンエンブレム

 ローマンエンパイア × ターフマジョリック (by *タイキシャトル
 2009.4.30生、牡、栗毛、浦河・中島牧場生産
 美浦・矢野英一厩舎、馬主:ターファイトクラブ

さて、もともと競馬場に馬を見に行くのが目的でやってることなので、パンフも普通は関東馬のペ−ジなんか見ないんですよね。でもまあ、この恐るべきハウス血統の馬には一口乗らないとまずいよね。とりあえず、今のところ帝国の産駒は2頭しかいない(去年は不受胎のため産駒なし)んだから。出資と言っても帝国のカイバ代を出してるようなものです。それでも、先週末には美浦入りしており、すんなりなら夏の新潟あたりでのデビューもありそうで、結構楽しめるかも。こちらは父に似て500kg超でのデビューが濃厚。

ヤングエンパイア

 ローマンエンパイア × チョウカイパープル (by アンバーシャダイ
 2009.3.31生、牡、鹿毛、浦河・中島牧場生産
 道営・北川數男厩舎、馬主:ターファイトクラブ

もう1頭のローマンエンパイア産駒(で、やはり雄大な馬です)。もともと一般の馬主さんと商談が進んでたみたいなんだけど、キャンセルになって道営からのデビューを目指すことになり、当然のように一口ポチっとしてしまう。もうなんでもありだな。でも、実はこの仔が一番楽しみだったりもします。うまいこと認定勝って中央でそこそこやれたらいいよねえ。門別では既に2歳戦が始まっているのですが、この仔も先日能力試験に合格したので、これからビシビシやってデビューを目指します。

ということで、2頭はおまけみたいなもんで実質は3頭ですけど、とりあえずこの年は総勢5頭になりました。実は前にも5頭いた年があった(帝国がデビューして一番景気がよかったころだ)んだけど、その世代は悲しいかな未勝利に終わってしまい、そこから長い転落人生が始まりました。そろそろいい話があるといいなあ。