5月になりました

先週のフラーレンは結局2番人気となり4着でした。馬体重は-8の508kg。馬体はどうやら維持できたようです。ゲートはサッと出ましたが、行きたい馬を行かせてから2列目の外へ。ノーブルシルエットの半馬身ほど後ろで外から圧力をかけ続け、3角でレースが動くとずっと並走。最終的に競り落としたのですが、結果的に差し馬向きの流れとなり、1着とタイム差なしながら4着。うーん。やりたい競馬はできたんだから特に文句はないのですが、瞬発力勝負では分が悪いはずのノーブルシルエットが控えたのが誤算でしたね。おかげで前半どスロー、小回りならではの早仕かけからの勝負で、道中の位置取りが勝負を分ける形になりました。あれで外々を回ってたんでは無理だわ。限定戦であの時計では、4着だからといってクラスにめどとは言えませんが、次走は走りなれた中京に戻るし、騎手も坂井に戻る予定。前進を期待したいですね。

さて、5月になり新馬戦が始まるまで1か月となりました。ということで恒例の2歳馬の紹介をば。

サンサンジェニー

 *バゴ × *ジプシー (by Distorted Humor
 2020.4.15生、牝、栗毛、浦河・富田牧場生産
 栗東田中克典厩舎(予定)、馬主:ターフスポート
いつも騙される栗毛の牝馬です。この馬のポイントは馬名の由来の一つになっているCoup de Genie の母系3×3クロスなんですが、調教を始めると馬体減りが激しくて、去年の秋から30kgほど減ってる現状です。気性面の問題のようですが、今のところ濃いクロス(他にもある)が悪い方に出てるのかなあ。上はそこそこ走ってるし、いい雰囲気はあるんだけど。まあ、少し長い目で見ないといかんですね。

ファントムシーフ

 *ハービンジャー × *ルパンII (by Medaglia d'Oro)
 2020.2.22生、牡、鹿毛、浦河・谷川牧場生産
 栗東西村真幸厩舎、馬主:ターフスポート
ルピナスリードの弟です。とりあえず上は走ってるし、この馬自身4/23に入厩し翌週にはゲート試験に受かっており、筋はいいようです。通常、この時期の新馬だとゲートのストレスを癒すため合格後にいったん放牧に出すのですが、ほとんどストレスがかかっていないため在厩のまま進めていく予定です。うまくいけば6月中のデビューかな。ちょっと楽しみ。

カネフラ

 グランデッツァ × ラカ (by キングカメハメハ
 2020.5.1生、牡、鹿毛、安平・社台ファーム生産
 栗東・高橋康之厩舎(予定)、馬主:社台レースホース
EI:0.14というグランデッツァ種牡馬能力をどう見積もるかが問題なんでしょうが、長く日本レコードを持っていたくらいだから力はあったんだと思うんですわ。ただ、さすがに産駒の中央での勝ち星が3年間で2勝だから、あまり強気には、、、祖母ダンスパートナーの威光に期待だけど、これもダンスインザムードの方が勢いがあるような、、、いずれにせよ遅生まれなのですぐには出てこないと思います。調教では特に問題ないようなので、ここからの成長に期待。

エクロジャイト

 *ヘニーヒューズ × オージャイト (by キングカメハメハ
 2020.1.25生、牡、鹿毛、安平・ノーザンファーム生産
 栗東安田隆行厩舎(予定)、馬主:サンデーレーシング
これも祖母ジェダイトという個人的に思い入れのある血統。オージャイトの初仔になりますが、すでに500kg超の馬体になっています。早生まれでもあり、北海道でハロン15秒の調教をこなしたうえ、NFしがらきに移動し入厩のタイミングを測っている状況。血統的にダートの方が良さそうなので、そこも考えながらの判断になりそうです。まあ、この世代で一番高い馬なんで、走ってもらわないとね。

フェブルウス

 カレンブラックヒル × マトリョーシカ (by *クロフネ
 2020.2.21生、牡、鹿毛、安平・ノーザンファーム生産
 美浦上原博之厩舎、馬主:G1レーシング
またマトリョーシカの仔で、最近あまり考えて馬を選んでいないのがわかります。美浦所属なのが分かってて手を出してしまうくらい。上原厩舎もかってほどの勢いはないようです(美浦の先生はもうひとつピンとこないんですが)。ただ、馬の動きは良さそうで、4/29に美浦入厩し、厩舎でのゲート練習を始めたところです。姉があんなことになってしまったので、その分も走ってくれないものかと思っています。
ということで、この世代の社台は3頭とも牡馬という珍しいことになりました。ただ、ダービーがどうとか吹ける馬はいなくて、この馬の場合も目標にするとしたら馬名に関連するG1ですよねえ(公式には誕生月にちなんだことになってるけど、そうじゃないんでしょ)。