一区切り

今週はダービーウィーク。今年もクラシックには縁がなかったわけですが、それでも来週からは新しい1年が始まるので、恒例の2歳馬の紹介をば。

シングウィズジョイ
 マンハッタンカフェ × シングライクバード (by *シンボリクリスエス
 2012.2.25生、牝、青鹿毛、安平・社台ファーム生産
 栗東友道康夫厩舎、馬主:社台レースホース
調教開始からしばらくは熊癖で苦労したようですが、それが解決してからは順調。すでに栗東入りしてゲート練習しています(先週試験受けて落ちてるんですけどね)。落ち着きはあるようだし、友道先生の2歳で入厩してるのは現在この仔だけなので、ゲートに手こずらなければそのままデビューまでいくのかなと思ってます。牝馬が走る血筋だし、厩舎もいいので期待はしているのですが、血統面からはスピードタイプとは思えないので夏競馬でのデビューがいいのかはなんとも。

スルターナ
 キングヘイロー × ラヴァーズレーン (by メジロライアン
 2012.3.18生、牝、鹿毛新冠・村田牧場生産
 栗東昆貢厩舎、馬主:ターフスポート
モガミヒメの血統にキングヘイローという鉄板配合。強気の価格設定ですが、牧場もそれなりに勝算はあるんだろうと思ってます(村田さんとことは相性いまいちだけど)。こちらも厩舎で入厩している2歳馬は1頭だけ。先週ゲート試験にも一発合格しており、近く函館に運んでデビューの予定。でも、ダート馬だと思うんだよね。芝で好走するようなら楽しみではあるけど、函館デビューがいいのかはなんとも。ちなみに、スルターナという馬名からはツァリーヌを連想してしまうわけですが、改めて思い出してみるとツァリーの父はメジロライアンだったのよね。ロシアはよくわからんけどトルコは楽しかったし、いろいろと感慨深いものがありますな(もっとも、スルターナというカクテルはないみたいですが)。ツァリーは丈夫ないい子だったので、同じくらい楽しめるといいなあ。

シャルドン
 キングカメハメハ × クロッサンドラ (by フジキセキ
 2012.3.20生、牝、鹿毛、日高・ナカノファーム生産
 栗東平田修厩舎(予定)、馬主:ターフスポート(予定)
安定して走ってくれるクロッサンドラの仔ですが、馬格のある馬の方が走る傾向なので、もう少し大きくなってほしいところです。特に問題はなく順調ですが、入厩のタイミングはそのあたりを見ながらかな。あと、こちらもダート馬だと思うので、番組構成上も秋以降の方がいいかも。もっと言えば、トラヴィスと同じ厩舎なので、こちらが解決しないと順番は来ないよねえ。

ということで、牝馬ばかり3頭(しかも2頭はダート志向)というちょっと困った構成になってます。ターファイトなんか牡馬買わないとダメなのになあ。といいつつ、3歳勢唯一の牡馬であるトラヴィスはこの期に及んでソエで放牧になるという困った奴なのですが。