お馬だより番外編

ジンガロ見てきました。

事前の報道内容などから、もう少しエンターテイメントよりの舞台かと思ってたのですが、結構アートっぽいものでした。ただ、ヨーロッパ人の考えるチベット仏教というのが神秘性を前面に出すことが多い気がするから、日本人との受け止め方の違いもあるのかも(観峰美術館のチベット展でみたビデオがめちゃくちゃ暗くて、ブータン四川省で見た寺院やお祭りとのギャップについて行けなかったことがある)。日本人は仏教徒だからこれがわかりやすい、との気持ちもあったのかもしれないが、他の演目で来日した方がウケたんじゃないかな。あと、中央のテントはチベット側の枠組みでは立体マンダラだと思うので、(馬に乗ってるとはいえ)逆周りはまずいんじゃないかとか、音が似てるとはいえディジュリドゥ(アボリジニの管楽器)はないだろうとか思うのですが、細かいことはおいといてなかなか楽しめる舞台でした。馬は賢いし、仮面はかっこいいし、ガチョウは可愛いし。最初「演出上の都合」で場内での飲食は禁止、というのがなぜかわからなかったんですが、ガチョウにえさをやるからなのね(笑)。今後のこともあるから、興行としても成功してほしいんだけど、どうかねえ。単純に「馬が好き」なだけでは勧めにくいんでなあ。