まあ、競馬ってこんなもんなんだけど

ルーツドールは4番人気で12着。前走が中山まで輸送、今回が滞在でありながらー8kgの530kgってのはどうなのよと思ったけど、上手く仕上げたように見えました。ただ、レースはというと、ゲートは五分に出るも行き切れず好位から。そもそも最内枠だし、開幕週で皆さん内に寄せてくるし、どスローで馬群が固まってしまうしでまったく外に出す機会がなく後方のまま直線へ。それでも手ごたえはあったし抜けてくるかと思ったところで前をカットされブレーキ。あとは流れ込んだだけでした。あれが実力ではないと思うけど、優先権が取れないとすぐには順番が回ってこないよなあ。どうするかねえ。

カラフルキューブは3番人気で3着。こちらは+8の466kg、ここんとこ減り気味だったのでうまく仕上げてきた感じで、これなら太刀打ちできるかなと思ってたのですが、、、ゲートで煩い面を見せ扉の下に頭を突っ込もうとしたところで扉が開き、当然反応できず3馬身の出遅れ。まあ、ここでもうアウトですわな。レースがとんでもないハイペースになったことで馬群が縦長になったことで息を吹き返し、2角を回ってから大外に出すと少しずつ着順を上げ、直線入り口では9番手。そこからもじわじわ伸びてはきましたが、さすがに0.5秒差の3着が精いっぱいでした。普通にゲート出てれば勝ってる計算だけど、そうは言ってもねえ。権利は取ったけどゲート練習からやり直しですね。

アルフワイラは4番人気で3着。馬体重は+6の496kg。馬場入場時まで1番人気でホンマかいなと思ってましたが、最後は妥当なところに落ち着きました。ゲートはうまく出ましたが、今回も無理には行かず中団に控える形となりました。ただ、ここも前が飛ばしてペースが速くなり、追走に手いっぱいの形となり、直線もじりじりとは伸びたものの2着馬に鼻差まで迫ったところでゴール。流れが向かなかった、ということになりますが、これから小倉になってますます忙しい展開が予想されるので、ちょっと心配ですね。力は足りてるけど、あと2走くらいかなとも思うし。でも、まだ速めの稽古に移れないのもいるんだから(コートパルフェのことね)よしとしないとなあ。

さて、今週はいよいよ新馬が2頭スタンバイ。まずエクロジャイトですが、日曜阪神のD1200mと北村友騎乗で予定。6月中のダートの新馬戦は今週の函館5F、阪神6F、東京7Fの3鞍なのですが、どうも東京は除外馬が出そうなのに阪神は手ごろな頭数になりそう。まあ、ダート向きだけど短距離馬じゃないよね、って連中はみんな7F戦に向かうんでしょうね。こっちはチャンスが増えていいけど。正直追い切りが1本足らないような気もするのですが、なんせ今週しかダートのレースはないんだからこれで仕上がってくるんでしょう。北村くんの復帰初星になるといいですね。

で、ファントムシーフです。西村先生もこの馬を測りかねていたようで、途中まで東京T1400mでデビューって話だったのが、追い切ってみると(体重の重い)助手騎乗で終い10秒台を連発。これならってんで有力馬が集まる土曜阪神のT1600m(去年コナブラックが出てダノンスコーピオンが勝った番組ですね)ということに方針変更となりました。ただ、急な話なので騎乗騎手が決まらない(有力どころはみな抑えられている)状況で、そこんとこはだいぶ不安です。とにかく競馬ブック週報のコラムで(西の20人のうち)4人のトラックマンが狙い馬として取り上げるという異常事態(エクロジャイトもおひとり取り上げていただけました)。井上政行さんなどは6月デビューでは東西通じてNo.1だとおっしゃる。ほんまか。走んないと大恥だぞ。おかげで本来は社台のドラフト選考で忙しい時期なのに、ちっともそっちに力が入らない。まあ、ありがたいことですけどね。競走馬なんてデビューする前が一番楽しいんだから。

おまけ。今回いろいろ検索してて Phantom Thief という別の馬が見つかりました。2001年豪州産で、2005年のタズマニアンダービー(AUS-G3)の勝ち馬です。種牡馬になってないから同じ名前つけてもいいのね、たぶん。あと、こちらのファントムシーフの父ですが、当時シャトルで豪州でも供用されていたジェイドロバリー。いきなり懐かしい名前が出てきてちょっと胸が熱くなりました。しかし、海の向こうでも名付けのセンスって一緒なんだねえ。