そろそろ次世代の話を

まず、ハイドロフォイルは3着でした。といってもずいぶん離された3着争いを辛くも制しただけだし、有力馬が直線で落馬してる(どう見ても落ちなきゃ勝ってるわな)んだからどうにもですが、権利はとったんだし、新潟は走るコースの方に入れてもいいんでしょう。ということで中1週で今週使う予定だったんですが、最終追いきりの後で脚が腫れて自重。たぶん秋の中京まで放牧ですね。まあ、そんなもんか。

ということで今週も出走なしになったので、お約束の2歳馬の紹介。このシーズンは牝馬ばかり4頭の構成になりました。

サンベリーナ

 *ヘニーヒューズ × *オリジナルスピン (by Machiavellian
 2018.3.20生、牝、栗毛、浦河・谷川牧場生産
 栗東羽月友彦厩舎、馬主:ターフスポート
インカンテーションの下で、わかりやすいダート配合。母は高齢(出産時21歳)で最後の仔になるので、牧場に残すための募集というのもわかりやすい。ただ、最近の写真を見ると体は大きいものの思ったよりスマートで、普通にかわいい栗毛の女の子ですね。やっぱりダート馬なんだろうけど。しかし、この馬格で「親指姫」はなかろうに。

ルエリア

 キズナ × ジャスティシア (by キングカメハメハ
 2018.3.22生、牝、黒鹿毛、日高・ナカノファーム生産
 栗東平田修厩舎、馬主:ターフスポート
これもターファイトではおなじみのクロッサンドラの牝系。ダート馬しか出ない家系で当然そのつもりでの指名なのですが、キンカメにキズナなんだしサンデーのクロスまであるんだから、芝で走ってくれてもと思います(逆に言えばピンボケの配合とも)。キズナはディープの仔にしては大きな馬だったんだけど、この仔は初仔みたいなもん(最初の仔は死産)だからかコンパクトな作りで、そういった意味でも芝にも対応できると嬉しいんだけどなあ。

ヴァシリエフスキー

 ミッキーアイル × マトリョーシカ (by クロフネ
 2018.3.12生、牝、鹿毛、安平・ノーザンファーム生産
 美浦武藤善則厩舎、馬主:サンデーレーシング
また関東馬に行ってしまったけど、繁殖入りしたらやはり一度は子供を指名しないとなあ。これもダート血統にミッキーアイルで適性がわからなくなった口です。実はもう入厩していてゲート試験も合格(3度目でですが)、この後はいったん放牧の予定です。春先には「飼葉食いが良くない」とのコメントも出てたので、その辺が落ち着いてくれればいいかと。「Vasilyevsky」はサンクトペテルブルクのネヴァ川河口にある島で、ニューヨークのマンハッタン島みたいなものなのかな。よくわかりません。

ムーンビード

 American Pharoah × *イブニングジュエル (by Northern Afleet
 2018.3.16生、牝、鹿毛、千歳・社台ファーム生産
 栗東友道康夫厩舎、馬主:社台レースホース
うーん、また持ち込みだ。社台RHの持ち込みというとソウルスターリングぐらいしか成功していないのだが、、、American Pharoah産駒は現3歳世代で7頭が国内でデビューし6頭が勝ち上がり、2頭がオープン馬になっています(今月中に加算がなければ準オープンに格付けされますが)。芝で走れるかは疑問ですが、日本の馬場がダメってことはなさそう。母もアメリカンファラオつけるくらいの活躍馬(北米で芝とAWのG1勝ち)だし、(本馬から見て)姉は故障もあって未勝利引退でしたが、叔母のディープジュエリーが日本で走ってるから母系が合わないこともなさそう。春まで売れ残ってた馬だし、調教動画見ると横向いて走っててなんだかなあですが、とりあえず我が家では一番相性のいい友道先生なので何とか、、、でも、厩舎もダートのイメージないよなあ。

改めて書いてみると、4頭の誕生日が10日ほどしか違わないんだなあ。